ユリスナルダン買取

ユリスナルダン ulysse nardinは創業者ユリス・ナルダンによりスイスのル・ロックルで創業した高級腕時計ブランドです。内陸の国にあるブランドでありながら船舶用マリンクロノメーターにいち早く目をつけ、50カ国以上の海軍に導入されるなど一時期はほぼ独占状態にありました。トレードマークでもある錨のついた時計は日本海軍や海運会社にも納入され、海の男達のお供として愛用されました。懐中時計でも成功を収め、1908年の東京万国博覧会では明治天皇と皇太子、のちの大正天皇が3個お買い求めになったという記録が残されています。しかし、主流となりつつあった腕時計への以降が遅れたことや世界を震撼させた大発明クオーツショックに対応できなかったこともあり一時期苦境に陥りました。1983年にユリスナルダン ulysse nardinを買収した投資家ロルフ・W・シュナイダーとルートヴィッヒ・エクスリン博士の手により天文学者の名が付けられ、天体の動きが時計の文字盤で再現された腕時計「天文三部作」と呼ばれる作品が大ヒット。高級腕時計のブランドとして新たに世界的に有名になりました。